失恋の夜、気づけば知らないラブホテルのベッドの上にいた——。
記憶がまったくないまま朝を迎えた主人公が、「あの夜、誰と過ごしたのか…」を探し求める物語です。
森巡る・関根蒼による新作漫画『僕はあの夜あの子と』(Comic DAYS連載)は、
記憶を失った一夜の出来事をきっかけに、恋愛の偶然と必然を描く大人のラブミステリーです。
「運命の人かもしれない誰か」を追いかける物語には、
恋の甘さよりも、「もう戻れない夜」への切なさと現実感が漂っています。

漫画『僕はあの夜あの子と』作品概要
- 作品名: 僕はあの夜あの子と
- 原作: 森巡る
- 作画: 関根蒼
- 掲載: Comic DAYS(2025年11月~連載中)
- ジャンル: 恋愛/ミステリー/ヒューマンドラマ
物語は「一夜の記憶」を失った男・道上 直(みちがみ なお)の視点で進みます。
彼が出会った複数の女性たちとの会話を通して、読者もまた“真実”へ近づいていきます。
その過程は、『少しずつ真実が見えてくる恋愛ドラマ』のような構造です。
思い出せない夜が、物語の中心にあります。
漫画『僕はあの夜あの子と』 あらすじ(第1話の内容・ネタバレあり)
主人公・道上直は、失恋直後に友人の結婚式へ参加します。
祝福のムードに包まれながらも、どこか自分の人生との対比を感じています。
二次会では気が緩み、ついお酒を飲み過ぎてしまいます。
そして翌朝、目を覚ました直がいたのは——ラブホテルのベッドの上でした。

隣には誰もいません。
財布とスマホ、そして割れたグラス。
前夜の記憶は、きれいに消えていました。
いったい誰と過ごしてしまったのか。
それとも、何も起きていないのか。
不安と好奇心の入り混じった気持ちに突き動かされ、
直は二次会で出会った女性たちをひとりずつ訪ねていきます。
そこには、それぞれの“夜”を抱えた女性たちがいました。


漫画『僕はあの夜あの子と』登場人物紹介と考察


| キャラクター | 特徴・印象 | 関係性・考察ポイント |
| 道上 直(みちがみ なお) | 30歳前後。営業職。恋人に振られたばかり。 | 感情を抑えるタイプ。理性と衝動の狭間で揺れ動く。 |
| 女性A(仮) | 明るく社交的で、二次会の場を盛り上げる存在。 | 独身でブーケトスを受け取る。ブーケを持ち二次会へ参加、直に話しかけられる。 |
| 女性B(仮) | 落ち着いた雰囲気で、年上の既婚者。 | 結婚とはなにかを直に聞かれて、旦那との関係を思い返す。 |
| 女性C(仮) | 二次会の幹事。直のゼミの後輩。 | 真面目な印象で、真実の鍵を握っている可能性が高い?? |
| 新郎新婦 | 幸せの象徴で、対照的に直の孤独を際立たせます。 | 結婚という「完成形」が物語の裏テーマになっています。 |
各話で異なる女性と再会する構成は、オムニバス的でもありながら、
最終的には「記憶の夜」をめぐる一本の糸へと収束していく予感です。
漫画『僕はあの夜あの子と』作品のテーマ:記憶・選択・そして“運命”

本作の面白さは、単なる「恋の相手探し」ではありません。
“あの夜”に何を忘れたのか、そして何を思い出したいのか。
その問いこそが、作品の核になっています。
記憶を失ったことで、直は「運命」を自分で選べなくなります。
それでも、出会い直すたびに“何か”を感じ取っていく——。
恋愛の記憶とは、過去の積み重ねなのか、それとも心が選んだ幻なのか…。
作中には、印象的なセリフが多くあります。
「運命の相手だったかもしれない…。」
「あの日の女の子のことをまだ探している?」
この会話の中に、森巡る作品特有の“現実を見つめる眼差し”があります。
恋愛を美化せず、過去も現在も、まっすぐに描く姿勢が、物語全体のトーンを支えています。


漫画『僕はあの夜あの子と』今後の展開予想・考察
第1話では、あくまで“始まり”しか語られていません。
しかし、物語の構造上、次のような展開が予想されます。
- 記憶喪失の理由が「酒」だけではない可能性
→ 誰かに薬を盛られたのか、それとも自ら逃げたのか。 - 女性たちの誰かが、真実を知っている
→ 「本当は一緒にいた」ことを隠している人物がいるかもしれません。 - 恋愛ミステリーの裏に“自己再生”のテーマ
→ 「失恋をどう乗り越えるか」という現実的な要素も強いです。
特に注目したいのは、「記憶を失った主人公が、“誰といたか”より“なぜいたのか”を理解していく」物語です。
恋愛を通して自分の過去と向き合う物語としても楽しめます。

漫画『僕はあの夜あの子と』作者と作品性
森巡るさんは、これまでの作品でも「ファンタジー」「日常のリアル」をテーマに描いてきました。
一方で関根蒼さんの作画は、感情を”間”で見せるタイプです。
二人のタッグによって、現実味のある大人の恋愛劇が生まれています。
『僕はあの夜あの子と』は、恋の“ときめき”よりも、
“胸に残る余韻”をどう抱えるかを描いた作品です。
だからこそ、読後に静かな切ない温度が残ります。
まとめ
『僕はあの夜あの子と』は、
恋愛の偶然と、失われた夜の必然を描く大人のラブミステリーです。
一夜の出来事が、主人公と読者の“記憶”を同時にかき乱します。
それでも、もう一度信じたくなる。
誰かと出会う奇跡を。
これから物語が進むにつれて、
「あの夜」の真実がどのように明かされるのか。
そして、直は本当の“運命の人”を見つけられるのか…。
——僕は、あの夜、あの子と何を話したのだろう。
それを思い出したとき、恋が始まるのかもしれません。
漫画『僕はあの夜あの子と』作者・森巡るさんのX
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