【2025年8月版】この夏に読みたい!夏が深まるおすすめ漫画10選!

おすすめ漫画紹介10選

陽射しの強さが増す8月、クーラーの効いた部屋でじっくり読みたい漫画を厳選しました。暑さも忘れる熱い展開、涼しさを感じる不思議な世界観、心がじんわり温まるヒューマンドラマまで。ひと夏の記憶に残るような漫画10選お届けします。

『鬼滅の刃』や『ミステリと言う勿れ』のように話題性の高い作品から、『こわいやさん』『ハクメイとミコチ』といったファンタジー物語まで。ジャンルを問わず、この夏じっくり読みたい10作品をピックアップしました。どれもMangax編集部が“この夏読んでほしい”おすすめ漫画を紹介します!

1位:こわいやさん

「こわいやさん」は、奇妙な出来事を語る人々が訪れる不思議なお店——。怪談や都市伝説が好きな人におすすめのホラーショート漫画。

出典:Amazon

=あらすじ=
どうぶつ村に引っ越してきた「かえるくん」。ある日、村を歩いていると、かわいらしい見た目のうさぎさんが営む店「こわいやさん」に誘われ、その店主から渡されたのは、グロテスクな顔が描かれた「こわい箱」。箱を開くと、かえるくんの目の前で怪談の世界へと変わる——。
その店は“怖い話”を買い取り、客が体験した恐怖や都市伝説をひとつずつ聞いていく…。
語られる話は、学校での怪異や家庭内での異変、ネットで広まった噂など…。話の中には、人の悪意が引き起こしたものや、説明のつかない現象も。
=漫画紹介=
カメントツ氏が少年ジャンプ+で2025年3月26日より連載開始したホラー新連載で、動物キャラの世界で「怖い話」を語るユニークホラーショート漫画。
主要キャラは、かえるくんとうさぎさんのみですが、どうぶつキャラが視覚的なギャップやシュールさを増幅させ、世界の不自然さを引き立てます。
見た目はポップでかわいらしいキャラが登場するものの、反対に「こわいもの」の恐怖や意外さがクセになる。1話数ページという短さながら、毎回驚きや余韻を残すストーリーテリングの巧みさは見事。
ホラーが苦手でも読める“ちょっと怖い”世界観が魅力で、SNSなどで話題になり気軽に読めるのに、しっかり記憶に残る新感覚ホラーコミック。

1話完結型で、思わずゾクっとする恐怖体験がテンポよく展開され、話が終わったあとも、ぞわっとするようなオチが待っており、読後感がクセになります。単行本1巻は2025年8月4日発売予定!

著者Mangax(マンガックス)の漫画『こわいやさん』を読んだ感想

一見ポップな描写から一転、次のページでは恐怖を感じさせる繊細なタッチで“怖いもの”を描く漫画『こわいやさん』は、あまり見かけない独特な世界観でとても面白かったです。
「怖いもの」といえば幽霊や怪奇現象を想像しがちですが、本作では現代のデジタル社会にありそうなリアリティのある恐怖が描かれていて、思わず次の話をすぐに読みたくなる物語でした。
ゾクッとする瞬間や、じわじわと迫ってくる不気味さを楽しみたい方に、ぜひおすすめしたい作品です。

漫画『こわいやさん』を読む

試し読みはこちら

出典:少年ジャンプ+公式サイト

2位:鬼滅の刃(きめつのやいば)

2016年の連載開始以降、社会現象を巻き起こした漫画『鬼滅の刃』。アニメ化によりさらに人気が加速し、劇場版『無限列車編』は日本の興行収入歴代1位を記録!2025年8月2日(土) 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』上映が開始!

出典:Amazon

=あらすじ=
時は大正時代。炭を売って暮らす心優しい少年・炭治郎(たんじろう)は、ある日家族を鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・禰豆子(ねずこ)も鬼にされてしまう。
絶望の中、炭治郎は妹を人間に戻す方法を探しながら、鬼を狩る「鬼殺隊(きさつたい)」に身を投じる。厳しい修行を経て鬼殺隊士となった炭治郎は、仲間たちと共に様々な任務に挑む中で、鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の存在と、鬼たちの哀しき過去に触れていく…。
過酷な戦いを通して成長する炭治郎と、禰豆子の運命の行方は——。
=漫画紹介=
吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)による漫画『鬼滅の刃』は、人と鬼の壮絶な戦いと、家族愛を描いたダークファンタジー。
主人公・炭治郎の成長と仲間との絆、鬼たちの過去や哀しみも丁寧に描かれており、単なるバトル漫画ではなく、人と鬼の生き様に重きを置いた作品です。和風の世界観や呼吸法による戦闘演出も独自性が高く、子供から大人まで楽しめる作品です。

累計1億5000万部以上を売り上げ、ジャンルを超えて世代を問わず支持されており、日本国内では97 %以上の認知度を誇る漫画です。

3位:さよなら絵梨

漫画 『チェンソーマン』の藤本タツキが描く、長編読み切り漫画『さよなら絵梨』。衝撃のラストは読む人によって解釈がさまざまな物語となっています。

出典:Amazon

=あらすじ=
母の死をきっかけに”母の最期を映画に撮る”ことになった高校生・優太(ユウタ)。しかし、彼の作品は文化祭で上映した自主映画の評判のあまりの悪さに自殺を決意する…。が、ただひとりその映画を「気に入った」という同級生・絵梨(エリ)に出会う——。
映画好きの絵梨と共に、新たな映画を撮り始める優太。自身を描いたセミドキュメンタリー映画を制作開始。絵梨が“吸血鬼”という役を提案し、それを取り込んだ創作作品として映画を完成させる。
しかしその裏では、絵梨が余命わずかであることが次第に判明…。優太は青春と喪失、創作の目的を見つめ直しながら、自身の理想と現実をすり合わせていく——。
=漫画紹介=
漫画『さよなら絵梨』は全208ページをほぼ均一な横長コマで構成し、まるで映像を巡る絵コンテのような漫画。現実と虚構の境目が曖昧になるような演出が魅力で、「マンガなのに映画を観ているよう」と話題に。
藤本タツキらしい衝撃のラストは、読者の心に強烈な余韻を残します。

漫画なのに映像的な錯覚を呼び起こし、視覚と物語の両方で読み手を惹きつけます。

4位:スキップとローファー

 漫画『スキップとローファー』は、地方から東京にやってきた優等生女子・岩倉美津未(いわくら みつみ)が、少しずつ友達や環境に馴染んでいく青春ストーリー。

出典:Amazon

=あらすじ=
中学まで石川県の過疎地で過ごしていた美津未(みつみ)は、憧れの東京の高校へ進学します。しかし都会の空気に馴染めず、初日は空回り。
そんな中、クラスメイトの志摩 聡介(しま そうすけ)と仲良くなり、少しずつ人間関係が広がっていく——。
彼女のまっすぐで天然な性格は、周囲の生徒たちを惹きつけ、少しずつ心を開かせ、お互いを理解し合える関係へと変わっていく——。
=漫画紹介=
漫画『スキップとローファー』は恋愛、友情、将来の不安…それぞれのキャラクターが抱える葛藤を描きながら、学校生活を描く物語。
自分のペースで歩む美津未の姿は、多くの読者に「頑張らなくても大丈夫」と語りかけてくれる物語になっています。
繊細なキャラクターと自然な会話劇が魅力で、読み進めるほどに登場人物全員が愛おしくなります。アニメ化も好評で、今夏から原作にハマる人が急増中。

高校生活のリアルな悩みや成長を描きながらも、前向きな気持ちにさせてくれる作品です。ほっこりしたい夏の日にぴったりな物語です。

5位:アオアシ

 漫画『アオアシ』は、主人公・青井葦人(アシト)が、Jユースチームで成長していく物語。サッカー漫画の新定番として人気を集めています。

出典:Amazon

=あらすじ=
愛媛の中学生・青井葦人(あおい あしと)は、野性味あふれるプレースタイルで地元のサッカー界では有名選手。ある日、東京シティ・エスペリオンFCの監督・福田達也(ふくだ たつや)にスカウトされ、ユースのセレクションを受けることになる。ユースに入団することになるが、そこは全国から集まる天才たちの集まり——。
ユースでは「止めて蹴る」という基本から徹底的な訓練が課され、アシトは寝る間も惜しんで努力を続ける…。チームメイトの黒田や朝利との摩擦も多く、技術的にも精神的にも試される日々…。
技術も知識も足りない葦人(アシト)は、何度も挫折しながらも、持ち前のサッカー魂で成長していく。仲間と切磋琢磨し、プロの世界を目指す——。
=漫画紹介=
漫画『アオアシ』は、スポーツ漫画でありながら、戦術や育成理論も丁寧に描かれているのが特徴。試合だけでなく、選手としてどう生きるかというテーマも描かれ、本格的なサッカー物語となっています。
2022年にアニメ化され、今も人気は衰えません。夏といえば部活!熱い青春を感じたい人におすすめです。
本格的なユース描写とプロ育成のリアル感が元プロサッカー選手、中村憲剛氏からも「今までのスポーツ漫画にはない」と評価されており、その影響力が非常に大きい作品です。

2020年に第65回小学館漫画賞(一般部門)を受賞、2022年にはアニメ化され、累計2,300万部を超えるヒット作!第2期は2026年放送予定!

6位:ミステリと言う勿れ

漫画『ミステリと言う勿れ』は主人公・久能整(くのうととのう)が、淡々と謎を解きながら人間の本質に踏み込んでいく異色のミステリー漫画です。

出典:Amazon

=あらすじ=
大学生の久能整(くのう ととのう)は、友人も恋人もいない「一人で考えること」が好きな青年。ある日、同級生殺害事件の容疑者として警察に任意同行されてしまう。
整(ととのう)は、取調室で淡々とした語り口で、自身の無実を主張するだけでなく、刑事たちの悩みや動機を引き出し、会話そのものを推理のトリガーにしていく…。
そして、自らの考察で事件の真相を解き明かしてしまう。それ以来、様々な事件や人間関係に巻き込まれるように…。
=漫画紹介=
漫画『ミステリと言う勿れ』は、ただの推理漫画ではありません。物語は一話完結型の事件解決を繰り返しながら、整の過去や家族、そして彼を取り巻く謎も徐々に明らかになっていきます。
作者は田村由美。整の独特な考察と哲学的な語りは、読む人の心に刺さること間違いなし。
2022年には菅田将暉主演でフジテレビ“月9”ドラマ化され、主題歌King Gnu「カメレオン」も高く評価され、SNS上で話題沸騰!

暑い夏に、じっくりと心に残るミステリーを読みたい人におすすめの漫画です。

7位:ハクメイとミコチ

漫画『ハクメイとミコチ』は、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。愉快で穏やかな、森の癒しと優しさが詰まったスローライフファンタジー漫画です。

出典:Amazon

=あらすじ=
ハクメイとミコチは、森の中で暮らす小さな小人(こびと)の女の子。ハクメイは元気いっぱいな職人気質、大工として活躍する一方、ミコチ料理と裁縫の名人で、お菓子や飲み物をつくりながらコミュニティを支える。
二人は森で採れる食材を使って料理をしたり、小さな動物たちと交流したりしながら、穏やかに毎日を過ごしている——。時には小さな冒険もありつつ、大きな事件は起こらず、森の中の日常の細やかな喜びが描かれる物語。
=漫画紹介=
漫画『ハクメイとミコチ』は、”身長9cmの視点で見る世界”の植物や動物たちと共生しながら生活する様子は、読んでいるだけで癒されます。
美しい背景描写や、細やかな食べ物・道具の描写が魅力で、心がほっとする作品です。

夏にゆっくり時間をかけて読みたい、そんな1冊です。2018年にアニメ化もされ人気継続中。

8位:ブルーピリオド

 漫画『ブルーピリオド』は、絵を描くことに目覚めた高校生・矢口八虎(やぐちやとら)が、美大を目指して努力と才能の間で葛藤するリアルな青春漫画。

出典:Amazon

=あらすじ=
成績優秀で器用に生きていた高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、美術室で見た絵に衝撃を受ける…。美術の授業で「青く描かれた渋谷の風景画」を見たことをきっかけに、”自分は何が好きなのか”を考え始めた八虎は、美術の道を志すことに。
翌日から美術部に入部し、自らの“何かを描きたい”という意志に初めて気づき、人生の方向が変わっていく。
しかし、美術大学受験は一筋縄ではいかず、絵を描くために何時間もデッサンし、仲間と競い合い、時には落ち込む日々——。それでも八虎は、自分自身と向き合いながら筆を取り続ける…。
=漫画紹介=
美術の面白さや苦しさをリアルに描き、単なる”芸術漫画”ではなく、努力や挫折を描いた成長物語としても秀逸です。
美術の課題を通して初めて自分を表現することの喜びを知り、次第に絵を描くことにのめり込んでいく八虎の姿は、絵を描いたことがない人でも楽しめる作品で、読むと「自分も何か始めたい」と思わせてくれるはずです。

2021年にアニメ化、2025年には休載していた漫画『ブルーピリオド』が連載再開予定です。

9位:九龍ジェネリックロマンス

漫画『九龍ジェネリックロマンス』は、架空の九龍城を舞台にしたSF×恋愛×ミステリー漫画。退廃的でどこか懐かしい「九龍城」の雰囲気と、大人の男女の恋模様が絶妙に絡み合います。

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=あらすじ=
舞台は未来の「ジェネリック地球」に再現された九龍城砦。九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)は、かつて香港の九龍城区に存在した巨大なスラム街。
九龍城にある不動産屋で働く鯨井令子(くじらい れいこ)は、職場の同僚・工藤発(はじめ)とのゆるやかな関係を楽しんでいました。しかし、ある日を境に“何かが違う”と感じ始めます。見慣れたはずの九龍がどこか違う。
工藤も、かつて自分が知っていた人物ではないような気がする——。令子が少しずつ気付いていくのは、自分の記憶と、世界そのものに隠された秘密。
記憶を失っていた令子が、自分と瓜二つの”もう一人の自分”が存在したことに気づき、自分が過去の婚約者だったことを知る。恋と記憶、そして”本当の自分とは何か”を探す物語が始まる——。
=漫画紹介=
作者は、漫画『恋は雨上がりのように』と同じ眉月じゅん。最初は日常系ラブストーリーかと思いきや、次第に物語はSFミステリーへと展開。
読めば読むほど世界観に引き込まれる、奥行きのある作品です。夏の夜にじっくり読みたい1冊。

2025年4月にアニメ化、2025年8月には実写映画化も決定し注目度急上昇中です。

10位:ルックバック

漫画『ルックバック』は、わずか140ページほどの藤本タツキによる読み切り短編傑作。

出典:Amazon

=あらすじ=
小学生の藤野(ふじの)は、自分が描いた4コマ漫画が学校新聞に載ることを誇りに思っていた。しかし、ある日不登校の同級生・京本(きょうもと)の作品が掲載され、その圧倒的な画力に衝撃を受ける——。
自分との才能の差を痛感し、藤野は嫉妬と迷いに揺れながらも、自身の描き方を見つめ直す。卒業間近、教師の依頼で藤野は京本に卒業証書を届け、初対面。そこで誤解と尊敬が友情へと変わる…。
悔しさから必死に努力を重ね、やがて藤野と京本は共同で漫画を描くことに——。
しかし、成長とともに2人の道は分かれ、やがて悲劇が…。
何のために描くのか、絵を描くことの意味とは——。
=漫画紹介=
漫画『ルックバック』は2024年にアニメ映画化され話題になり、再注目されています。マンガ家を目指す少女2人の青春と葛藤を、繊細な描写で描いた本作は、多くの読者の心を打ちました。わずか140ページほどの作品ながら、読後感は長編作品にも劣りません。
創作の喜びと苦しみ、そして“描くこと”とは何かを問いかける内容は、漫画を志す少女・藤野と京本を通じて、創作の喜びや嫉妬、挫折、自己肯定を繊細に描きます。

SNS上では「創作者へ向けた鎮魂歌」「京アニ事件へのさりげないオマージュ」としても注目され、作品そのものが一種の追悼であるという読みも生まれています。

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